母の末期がん克服体験

私の母は16年前、乳がん→肺がん→全身転移で余命半年を宣告された末期ガン患者でした。
抗がん剤治療は受けましたが、ある程度までしか癌が小さくならず、お医者さんにも匙を投げられた状態でした。

ちょうどその頃、タイミングを見計らったかのように私自身が一型糖尿病という病気になり
その入院中、散歩で図書館を訪れた時に1冊の「食養・マクロビオティックの本」と出会います。

その本には、食事を整えていくことで様々な難病・奇病が治っていった事例がたくさん書かれていたのです。

「これだ！」

一筋の光が差したようでした。

その後はもう夢中で⋯
母を連れてマクロビオティックの料理教室、自然派のお医者さん（安保徹先生など）の講演会、日本各地様々な食養家の先生の健康相談、自然農法の先生のセミナーやワークショップ、国内の自然食・マクロビオティックのレストランの食べ歩きなどに行き

調味料や鍋なども全て、自然で伝統的なものを自分のものと実家の母の分のものとを買い揃えて、自己治癒力が高まる環境・土台を整えていきました。

未来のことや結果のことは考えず、やれることは全てやろう！

後は野となれ山となれ…！

それは決して諦めとか捨て鉢ではなく
ただただ「今を生きるモード」でコツコツと前向きに取り組んだのでした。

すると母の癌は、3ヶ月もたたないうちにCTに映らなくなったのです！
お医者さんも首をかしげるばかりで「薬が効いたのかなあ」なんて言っていたそうですが、処方されたいくつかの薬も、もうその時は母の自己判断で飲んでいなかったのです。

そしておかげさまで、母は16年経った今でも再発・転移などもなく、以前よりさらに元気に、田舎で自然栽培の野菜を作ってのびのび暮らしています。（2024、8月現在）

私が実家に帰った際には、一緒に半断食をしたり、ゴミを拾いながらウォーキングしたりして、「おかげさま、おかげさま」「すべてはうまくいっているね」と笑い合うことができて、かけがえのない日常をこうして共に過ごせることの幸せを噛み締めています。

ただ、私は現代医療や西洋医学を否定したいわけではありません。
母の治癒までのプロセスを見てもわかりますが、母の末期がんからの生還は、対処療法である西洋医学と根本治療である東洋医学を組み合わせたからこその結果ではないかと思っています。

どちらも大切で、良いとこ取りができるといいですよね。

また母は性格的にもおおらかで、いつも自分の方へ意識を向けているタイプ。
良くも悪くも外側や他人に引っ張られず、過去や未来にも引っ張られず、常に意識が「自分＝今ここ」に向いてる人なので、不安や心配ベースで行動をしていないのです。
こういう意識の使い方も、ヒーリングにはとても大切な要素ではないかと思っています。